会社紹介

ワンダーズアドベンチャーのホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

ここでは、ワンダーズアドベンチャーを立ち上げた経緯や想いを、少しだけお話しさせていただきます。

大学卒業後、１０年間、経営コンサルティングファームで働いていた私は、休みは月に１〜２日、
週に３日は会社で徹夜、沖縄や北海道も日帰りで出張をするような生活を何年も続けておりました。
休日でさえ、パソコンを開いていないと不安に駆られていたことを覚えています。

そんな中、当時のお客様から富士登山に誘っていただいたことが、山登りとの出会いとなります。
呼吸の苦しさのせいだったのでしょうか。
登山中は、常に頭の中にあった極度の緊張感、不安感、焦燥感を忘れることが出来ました。
さらに、頂上から見た息をのむようなご来光、極寒の中で食べるカップヌードル、
冷えた身体に染み渡る温泉、そして入浴後のカツ丼とビール。

「人生にこんな瞬間があるのか」というほど幸せな体験で、何度も涙が流れました。

こうして登山ファンとなった私は、休みさえあれば山に登るようになり、
いつか山好きの両親を海外の山に連れて行って一緒に登る。という目標を持ちました。
しかし、当時の私には海外旅行に行く時間がなく、
「いつかそのうち」と思いつつも、忙しさにかまけて先延ばしにしていたのです。
今思えば時間はいくらでも作れたのに、それを考える心の余裕がなかったのですね。

数年後、海外赴任をしていた私に母から連絡が入りました。

「父が脳卒中で倒れた。
　医師の診断では、もうまともに歩くことは出来ない」と。

この瞬間、
「あぁ、もう一生一緒に山に登ることは出来ないのだな、、、」
ということが頭をよぎり、本当にショックでした。

その日を転機に、やりたいことを先延ばしにすることは止めよう、と決意しました。
海外のコンサルティングファームのCEOを辞任して、エベレストに登頂
（エベレスト挑戦の体験についてはHP内の記事でお読みください）。
帰国後は、絶景を求めて世界中を巡り、両親をスイスのマッターホルンに連れて行くことも出来ました。
脳卒中で倒れた父も、必死でリハビリに挑み、奇跡的に歩くことが出来るようになってくれたのです！
ゴルナーグラートの展望台で、「おい岳史！マッターホルンを背景に、俺の遺影写真を撮れ！」
と笑う父の無邪気な笑顔を見ていると、本当にかけがえのない時間を生きていることを実感し、
このような瞬間を、たくさんの人に体験してほしいと感じました。

その後、大手旅行会社で働きながらヒマラヤガイドとしての経験を積み、
２０１８年に “世界の絶景を通じて一生の思い出を創る” という理念に基づいて、
ワンダーズアドベンチャーを立ち上げました。

まだまだご案内できるエリアも、人数にも限りがある状況ではございますが、
素晴らしい体験を通じて、お客様に心からご満足していただくことを何よりも第一に考え、
誠心誠意、全力でサポートすることをお約束いたします。