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低酸素室は、指導者の下で低酸素状態での呼吸法や歩行ペースを学ぶには良いですが、低酸素室に1時間~2時間程度滞在をする程度では高度順応効果は見込めません。
日本を出発してから、ヒマラヤの高い標高に達するまで、数日間効果が持続するような高度順応を獲得するためには、対象標高と同程度の標高に2~3日(最低でも1泊)は滞在する必要があります。富士山の山頂付近で宿泊をすると高度順応の効果が見込まれますが、ヒマラヤの行程上、高山病リスクが大きくなるのは4,000m以上であることがほとんどですから、富士山の標高に順応をしてもあまり意味がないかもしれません。
もし日数に余裕が持てるのであれば、実際にヒマラヤに行ったときに順応日を増やしたり、体調に合わせた予備日として確保する方が登頂率を高める上では圧倒的にオススメです。
低酸素室が必要なケースとしては、低酸素室トレーニングに数日間かけてでも、どうしてもヒマラヤの滞在期間を短縮する必要がある時くらいかと思います。マチュピチュツアーのように、飛行機で高地へ行かざるを得ない場合(クスコ:3,400m)などに、低酸素室の宿泊トレーニングを行ったり富士山に登ったりすることは効果的ですね。