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ネパールの日本食料理店の弱点を教えたい。
それは麺類。
基本的にネパールでの日本食料理店で麺類は頼まないほうがいいのです。
ネパールで麺を作るときに使う“かんすい”という粉が手に入らないのでコシのないたまご麺みたいになることが多いのです。
ラーメンだけでなく、そばでもうどんでも美味しいところもあるので、一概に全てを否定はできないのだが、当たり外れが大きい。
無難にご飯ものを頼んだほうがいいのです。
しかし、日本食と言ったら麺類。
ネパールにいて、どうしても麺類が食べたくなってしまった…。
そのような方へ美味しいお蕎麦屋さんを紹介いたします。
タメルから徒歩近く・・・と言いたいのですが、実はこの美味しい蕎麦を食べるには、タクシーなどで向かわないといけないです。
バネショールという地域にあります。
旅行車へのオススメとすれば、バクタプルとかナガルコットに旅行しに行った時の帰りの夕飯などがちょうど通り道なのでいいですよ。
でも「あ、蕎麦がどうしても食べたい!」そう思ってバネショールまで行っても損はさせません。
詳しい場所は下に記載しますね。
メニュー表の中でも一番大きく書かれ、お店の中でも一番力の入れているる天ざる定食を注文。
そして待つこと15分ほど・・・
こちらが天ざる定食です!
ちゃんとこの小鉢に分けられて品数が多いあたりも日本っぽいですよね。
天ぷらはエビ、人参、ししとう、舞茸という天ぷら界の主力が揃ってくれています。
ネパールにも揚げ物はありますが、真っ黒いギトギトなのですが、この雪がかかったように白い衣。日本人が好む「サクッ!!!」とした食感です。
蕎麦はそば粉が7割、小麦粉3割で調合しているんだそう。
店員さんに聞いたら、蕎麦粉はムスタン地方から取り入れられていると教えてくれました。一切化学調味料などは使っておらずネパールの大地の恵みたっぷりの味です。
もちろんこの蕎麦に麺つゆをつけズルッッッ!といけば、しっかりシコシコとして食感の蕎麦。噛むごとに麺つゆが人がるあの美味しさが口の中で広がります。
そしてこの蕎麦がき。
恥ずかしながらなんですが、蕎麦がきって食べ物をネパールで初めて食べました。
蕎麦の香り口の中に引き立ち、これも食べるとだいぶお腹に溜まってくれるんですよね。
蕎麦の磯辺焼き。
パリッとした海苔に巻かれた蕎麦。しっかりと麺つゆの味が染み込んでいて美味。
蕎麦だんご。
蕎麦の味が広がるだんご。
ご飯とデザートとの中間のような立ち位置の味付けですので、食事の後半になったらお口にするといいでしょう。
こちらはは蕎麦の羊羹。
蕎麦に天ぷらから始まり、蕎麦の羊羹という本格的な蕎麦のフルコースです。
ここまで蕎麦を堪能できる食事って日本でもなかなか味わえないのだと思います。
食事の最後にはお待ちかねの蕎麦湯。
最後に暖かい蕎麦湯を飲んで身体もポカポカ、身体の芯まで蕎麦って染まっていってください。
ちょっと行くのが遠いのが難点ではあるのですが、これだけ蕎麦のフルメニューが食べられれば大満足することでしょう。
もちろん値段もある程度してしまいますが、それを差し引いても満足できます。
何より、日本でもこんな蕎麦のフルコースは食べる経験は中々チャンスがないと食べられないと思うので、ネパールでどうしても蕎麦が食べたい…と感じましたら、仲間みんなでタクシーよんで行きましょう!!