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前回のタイ料理の記事でも紹介した通り
ネパールは世界各国の料理を楽しむことができます。
食の世界旅行を楽しめるカトマンズのタメルでうまいブータン料理が食べられるとの噂を聞きつけました。
ブータン料理??
ブータンは知っていてもブータン料理は皆目検討がつきません。
早速潜入してきました。
ブータン料理屋さんはタメルのノースフェースの横の細い路地をずっと進んだところにあります。
中々この道にはパッと進まないような場所ですので、この記事を読んでいない限りたどり着かない場所にあります。
タメルにある世界各国の料理店は高級レストランであることが多いのですが、このブータン料理屋さんも例に漏れず綺麗な店内。
届いたメニュー表を見るとブータン料理以外のメニューもずらり。
「ブータンのメニューはどれ?」と聞くと、
『エマダチ』という料理を勧めてもらえました。
ブータンでは『エマ』は唐辛子、『ダチ』はチーズのことらしいです。
日本語に直訳すると『チーズ唐辛子』ですね。
言葉の響きだけだと、いかにも辛そうです。
「ブータン人はみんな唐辛子が好きなんですか」とブータン料理に全く知識がない僕は、率直な疑問をぶつけると、ウェイターはにっこり笑って答えてくれました。
「好きですよ。ほとんどの料理に入っていて、毎日食べています。唐辛子がないと食べた気がしないというか、ブータンでは唐辛子のない生活なんて考えられません」
エマダチの下にもう一つあった『クワダチ』についても聞いて見ました。
クワダチは『エマダチ』にじゃがいもを入れたものをさすそうです。
「エマダチください」と注文すると
「辛いの大丈夫?辛さどうする?」
とウェイターが丁寧に聞いてくれました。
「あんまり辛くしないで」と答えると
「唐辛子は少しだけにしとくよ」と優しそうに微笑んでくれます
エマダチはスープとごはんが別々に出てきました。
スープをかけてくださいという感じの皿で出てきますので、早速かけます。
これがエマダチです!
めっちゃ美味しそうですよね!
白いのはチーズですので、唐辛子入りチーズリゾットって感じです。
一口食べても、味は本当に、チーズリゾットのようで、ご飯とチーズが絡まり合って美味しいのです。
ただ、途中から唐辛子が襲ってきます。
「あんまり辛くしないで」と頼んだのですが、けっこう辛い!
ブータン料理をネットで調べて見たら世界一辛い料理と表現されているんですね。
ブータンの人にとって唐辛子はスパイスとしての認識でなく野菜みたいなものなんだそう
辛いの好きな人にはブータン料理、是非食べて欲しいなぁ。
もちろんこの唐辛子は調整できるので、僕は次行くときは唐辛子なしで食べてみます。
私はもうネパールに4年ほど暮らしているのですが、
実はなのですが、辛いのが全く食べられないんです。ちょっとでも辛いものが入っていると汗が止まらないんです。
このエマダチを食べているときに、あまりの辛さに悶えていた私にウェイターさんが、
「サービスだから、これも食べてみてよ。オススメなんだよ。」
モモまでサービスしてくれました。
見た目は普通のモモと変わりはありませんが、中を割ってみるとたっぷりの青菜が入っています。
青菜と混ぜてあるのはたっぷりのチーズ。チーズがつなぎの役割をしていて、まろやかな味にしてくれます。
わざわざベジモモを頼むことってあまりないのですが、これならベジモモを狙い撃ちする価値があるなと思いました。
このブータン仕様のモモもめっちゃ美味しいんです。
ですが、ウェイターさんが
「このソースもかけると美味しいよ!」
といって唐辛子ソースを勧めてきます。
辛いのがお好きなんですね。
辛党なんだと分かったよブータン。