岩沢健二(60代)さんは、ワンダーズアドベンチャーがサポートする登山隊に参加し、同隊に参加した登山者全員(4名)と共に2019年5月23日午前10:55に世界最高峰エベレストの登頂に成功。幼少期に山に興味を持ち、高校の登山部顧問としてインターハイ優勝に導いたり、登山部のキリマンジャロ遠征を実現させ、自身では南米最高峰のアコンカグアに登頂するなど、山と共に生きてきた岩沢さんにとって、エベレスト登頂はまさに「夢」であり、その頂きに立った瞬間は思わず涙がこぼれた。
頂上に立った瞬間は達成感からか思わず涙が出てきました。何度も諦めかけて立ち止まることもあったのですが、ガイドさんの支えの中、1歩でも、2分の1歩でも踏み出し続けることで登頂することが出来ました。何度も諦めかけた時に、力強く声をかけてくださったガイドさんに本当に感謝しています。
漠然と「世界一の山に挑戦をしたい」とは思っていましたが、定年退職をした際にネパールでトレッキングに参加したことがきっかけです。本物を見ると、やはり登りたいという気持ちが強くなりました。
中山さんの講演会に参加した際に知りました。とても丁寧に面白くお話されていて、自分が登っているような気持ちになりました。講演会後、自分も登りたいと伝えたところ、少し考えさせてくださいとの返答でしたが、色々と情報交換をする中で引き受けて頂きました。
選んだ理由は中山さんの人柄です。登山隊との交渉から契約、装備の手配、トレーニングのアドバイスまでプロとしてしっかりとサポートして頂けることはもちろん、私以上に私のことを必死に考えてくれる姿を見て、お任せしたいと感じました。
実際に選んでみての感想は、「本当に凄いな・・・」という感じです。
登山隊とも交渉して頂き、酸素ボンベの本数や足りない場合の調達方法、サミットボーナス(登頂時にガイドに支払うボーナス)の条件、ガイドやツアー側の責任で登頂できなかった場合の返金、担当するシェルパ(ガイド)の条件などなど・・・、普通に登山隊に申し込んだのではまず分からないような細かい点まで、こちらが優位になるよう交渉をして契約書にまとめていただきました。
隊に参加していた他の方と話したところ、条件から金額まで全然違うことに驚きました。現地ではあまり言わないようにしていましたが、条件はこちらが良いのに金額は100万円以上も安く参加させていただいたようです。
それから、遠征中の家族への定期連絡などは妻が本当に感謝しておりました。登山中の私は連絡がつかないこともありましたので、中山さんからタイムリーに状況共有をしてくださったことで、家で待っている家族はすごく安心できたようです。
正直、参加した現地の登山隊は全く名前の知らないところだったのですが、実は日本で一番(おそらく?)大きな登山会社のツアーを現地で運営している会社で、さらに中山さんがそこの役員と聞いて驚きました。
登山隊の内容は最高で、食事面については、かつ丼、すき焼き、巻きずし、天ぷらそば、から揚げなどなど。キャンプ生活で毎日こんなに美味しいものを食べられるなんて夢にも思っていませんでした。それからテントも広々していてマッサージ機などもあって、シャワー設備も日本から導入されていて、とても快適に過ごすことが出来ました。
それから、2か月に渡る登山活動の中で、登山隊スタッフの家族のような雰囲気も最高でした。本当に、色々な面で顧客の立場に立って考慮してくれる素晴らしい隊だったと思います。
もし周りでヒマラヤ登山に興味のある人がいたら必ずオススメします。それから、また何かの機会でヒマラヤ登山や他の山を歩く機会があれば、必ずまたお願いしたいと思います。
エベレスト登山には危険も隣り合わせなので、あまり後押しするようなことは言いづらいですが、まずは一度、トレッキングなどに参加されてはいかがでしょうか。ヒマラヤ山脈の山の大きさはヨーロッパや南米とは比べものにならないほど大きいので良いと思います。
私もエベレスト登山なんて夢のまた夢と思っていました。一度しかない人生ですから、金額や時間や健康面など、挑戦できる条件が揃っているのであれば、せっかくなら挑戦されてはいかがでしょうか。どんな結果であれ、その体験は間違いなく一生の思い出になると思います。