エベレスト登頂記 特集記事-SPECIAL-
2018.06.09
2日目の目玉といえば、映画エベレストのオープニングにも出てくる二重吊橋。多くの人が写真を撮影しています。吊橋では馬とのすれ違いに注意。普通にぶつかってきます。
ナムチェバザールまでの道程では昼間の気温が20度〜25度くらいあるのでTシャツ1枚で十分。私の場合、ベースキャンプまでは基本的に長袖Tシャツ1枚で歩き、早朝や休憩時だけインシュレーションを着ました。ベースキャンプ付近でも15度くらいあります。ボイテックはミドルレイヤーを着て汗をかいたため途中で着替えていました。
急激な高度変化によって村毎の気候が大きく異なっているエベレスト街道では各村の気候に適した特産品があります。街道を歩いていると、ジャガイモ畑が広がる村、キャベツ畑が広がる村、ヤクがたくさん放牧されている村などなど、そういった変化を楽しみつつ、各村の名産を頂くというのも一つの楽しみ方。オーダーを受けてから畑に収穫に行く鮮度へのこだわりは素晴らしい。腹ペコ状態の私を待たせてコロッケバーガー1つで1時間以上かけるこだわりも素晴らしい。。。
そういった物々交換や売買がなされるのがバザール。ナムチェに限らず、クンブ地方にはいくつものバザールという名のつく大きな街があり、エベレスト街道におけるバザールが有名なナムチェバザールです。下の写真はナムチェの少し下にあるキャベツが名産の村の畑の様子。いや、キャベツ適当に植えすぎ、、、日本人的にはもうちょっと一列に並べて貰えないとワナワナする、、、
お昼くらいにナムチェバザールに到着。たくさんのトレッカーがいて、ここでも一通りのトレッキング装備や食料、お土産を購入することが出来ますが、カトマンズよりも圧倒的に高いので注意。例えば、ホッカイロ1枚1000円、ドライマンゴー1袋1000円、クッカー用のガスも1000円。ウール100%の帽子は250円で購入出来ます。
また、ナムチェバザールからは2つの6000m峰であるコンデとタムセルクが見えます。初の間近に見える6000峰はとても荘厳なので、出来ればそれらが見えるロッジに宿泊できると良いですね。
お昼ご飯を食べた後は、前回のトレッキングでとてもお世話になったコンデリゾートに挨拶に。お土産を持ってこなかったことを後悔しつつ、とりあえず行動食用に持って来たカントリーマァムを持って行きました。すると、女将さんも覚えてくれていて熱烈歓迎!「カタ」という幸運を祈るという意味のシルクのスカーフをプレゼントしていただき、さらにはコーヒーとアップルパイまでご馳走になってしまいました、、、 いや、ホント申し訳ない。次回はちゃんとしたお土産を持って行きます。ちなみに、このコンデリゾートはトイレ付の部屋もあるしナムチェの中でも高い場所のど真ん中から街を見下ろすことが出来て、さらにコンデとタムセルクの両方が見えるという好立地。私のツアー会社でも愛用予定のロッジです。
ナムチェバザールにはドイツやフランスカフェなどもあり、充電もフリーなのでかなりくつろいで過ごすことが出来ます。ちなみに、ルクラから3800mのデボチェまでは通常の携帯電話のSIMが繋がるため、インターネットの通信料は10GBで1250円とお買い得。そこから先はエベレストリンクというカードを購入してWifiに繋ぐのですが200MBで600円。200MBとはいうもののFacebookなどを見ると一瞬で終わります。
さて、翌日は高度順応のためナムチェに滞在し、3800mのシャンボチェまで登ります。毎日4-5時間程度でまったりトレッキングを楽しんでいますが、まだサミットプッシュまで1ヶ月半もあるので、こんなにまったりしていたら筋力が低下しそうで怖いです。。。
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