ヒマラヤ・ネパールのトレッキングツアーはワンダーズ へ

今日はロブチェ(4,900m)からゴラクシェプ(5,100m)を超えて一気にベースキャンプ(5,300m)へ。およそ4時間半のトレッキングでお昼頃にベースキャンプに到着するよう7時半に出発。夜はかなり冷え込んでいたので辺りは雪景色になっていた。

ロブチェからゴラクシェプの標高差は200m程度だけど、5000mを超える標高で何度も上り下りを繰り返すのと距離も長いので高山病になる人も多い。去年は忘れ物によってこの道をダッシュしたところ結構な頭痛に襲われた。

スタートしてから30分。明らかにリッキーのペースが遅い。軽い頭痛と吐き気に襲われているとのこと。出来るだけ水を飲みながらゆっくりゆっくり歩く。とても苦しそう・・・。

さらに歩くこと30分。1〜2分毎に休みがちになり、とうとう嘔吐を繰り返しながら歩くことになる。あまり苦しいようならロブチェでもう1泊するか一度ディンボチェまで下山する必要があるが、まずはゴラクシェプでゆっくりゆっくり進むことにする。

少し時間を持て余したので、雪にドラえもんを描いてみる。

スタートから3時間半かけてなんとか11時過ぎにゴラクシェプに到着。ひとまず、ランチを取りながら休憩をして様子を見ることにする。リッキーは眠りにつく。

一方、私のコンディションはというと、食欲旺盛で大盛りトマトソースパスタを平らげ、頭痛も皆無、血中酸素濃度は85%と絶好調。ちなみにリッキーの酸素濃度は70%。

去年、このロッジに宿泊した際は体調不良で泣いている女性を見た。スケジュールがギリギリだとここで一泊しようものなら一般的なエベレストトレッキングのゴールであるカラパタール(5,550m)に登ることが出来ない。3週間という長期の休暇を取り、高いお金を払ってネパールまで来て、約1週間のトレッキングを経てここまで辿り着いて、あと一歩のところで体調不良によって帰らなければならない、、、。誰もがなんとかしてあげたいと思うがなんともならない。なんとも非情なものだ。

これはエベレスト登山ではさらに顕著。それこそ何百万とかけて、場合によっては仕事を辞め、命をかけてまで挑戦をしたにも関わらず、サミットデーに天気が悪かったり体調が優れなかったりしたら、

シェルパは一言「ソーリー。私たちは登れない。今回はタイミングではなかった。」

・・・これで終わり。実に非情だ。

ゴラクシェプで1時間程度休憩すると、リッキーも少し回復をしたようなのでベースキャンプに歩を進める。ゴラクシェプからベースキャンプ看板を超えてさらに300-500m程度進むと左手の丘に人が登っているのが見える。そこが難波さんやロブホールの慰霊碑がある場所。

ゴラクシェプからベースキャンプの道程はロブチェ~ゴラクシェプと比較すると割と平坦に登り続ける道が続く。また、中盤から後半にかけては、いよいよエベレストが間近に見えるので歩いていて楽しい。

そして、ようやくベースキャンプに到着。ベースキャンプの入口には大きな石に旗がついていて写真スポットになっていてここがゴール。たくさんの人がいたのとリッキーの調子も悪かったので素通りしてエクスペディションのテントを探す。

実はここからもかなり長くて、アイスフォールの入口付近にあるキャンプまでは30分以上時間がかかった。しかし、その道程はまさに絶景。ヌプツェと巨大なアイスフォールに圧倒されっぱなし。さらに、アイスフォールを双眼鏡で見ると、豆粒のような人が巨大な氷壁迷路を歩いていた。こちらの写真はベースキャンプのテントサイトのすぐ目の前。高さ15~20mくらいの氷壁がたくさん!裏技を使えばエベレストの入山許可がなくてもここでアイスクライミングが出来ます。

リッキーも苦しみながらもなんとか歩を進めベースキャンプに到着。到着と同時に椅子に深く座り込んだ。本当によく頑張った!!互いに堅い握手をする。苦しみを乗り越えて何かを達成するというのは本当に価値あることだと思う。キャンプサイトはこんな感じで広がっています。

こちらが私たちのテントサイト。真ん中の明るい大きなテントがシャワーテントで右の青いのがおしっこテント。シャワーテントの裏にある3つ並んだテントの内、真ん中が私のテントでした。

到着してダイニングテントに入ると、そこは完全に天国。暖かいテントの中は整然としていて清潔、好きな音楽をリラックスして聴きながらポテチもクッキーもクラッカーも食べ放題、コーヒーもココアも紅茶も飲み放題。手前のゴラクシェプは水が400円、卵2個のスクランブルエッグで600円ですよ!?

ベースキャンプのダイニング内を動画でご紹介。テンションが上がり過ぎて相当ウザい感じになってますが、貧相な暮らしをしてきた後なので許してあげてください。

さらに、一休みしたあとはプライベートテントに入る。3人用のダブルウォールテントで前室あり。エクスペディションダッフルを2つとアタックザックを置いても広々使える。早速、テント内を自分好みに配置。まさに天国。

さらに5時くらいになるとキッチンスタッフがスープタイムですよ~!と呼びに来る。なんだスープタイムって、、、と思って行くとジンジャーポテトポタージュを出してくれた。

うぅぅぅ、、、うんまーーーい!

さらに夕飯はサラダにチキンカレー、ベジカレー、ダルバートの食べ放題。これもかなり美味い。

終いには、なななんと・・・デザートのフルーツが登場!! まさかベースキャンプでフルコースが楽しめるとは、、、!!

なんなんですかここは!? ヒルトン系列か何かなんですか、、、!?

・・・というくらいここまでの町と比べると天国なんですよね。夕飯後はダイニングで1人でゆっくり読書を愉しむ。贅の限りを尽くしてテントに戻る。

夜は外の気温は-7度。-25度対応のシュラフにベースレイヤー のみで入ってちょっと寒いくらいでした。1回目のトイレでは雪が降っていて何も見えませんでしたが、2回目は絶景の星空が広がっていました。5000mを超えると空気が少ないので星の数や天の川の見え方が違います。さらに、ヘッドランプに照らされたアイスフォールが青く光り、とても幻想的な光景。

ちなみに、高山病対策に大量の水分を取りダイアモックスも飲んでいるので、ヴォイテックはピーボトル(夜はトイレに行くのが面倒なので、テント内で1Lの広口ボトルにおしっこをする)が2回(2リッター)満タンになったそう。

ということで総括。ベースキャンプの入口で戻ってゴラクシェプに泊まるな。出来ればベースキャンプに泊まれ。

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